うちの筋向いのコンビニ「セブンイレブン」で、ご高齢の(と言っても、私より少し若そうな)ご婦人二人が働いている。そのうちのお一人、「最近見かけないなあ、大丈夫かなあ」と心配していたら街でバッタリ。私の顔を見ると笑顔で寄ってきてくれて、「こないだまで1ヶ月入院してたのよ。ドクターストップかかっちゃって、もう辞めようかなと思っているの」だと。その後すぐに退職なさったようだが、たまに街では会う。
そして、もうお一人、昨年、長年連れ添ったご主人と離婚して、アパートを出て一人暮らし。移転先の部屋は私が紹介させてもらった。「以前のアパートから離れたい」ということで、新しいアパートからコンビニまで少しバスに乗って通っていたが、先日、街で会ったら「もう体力の限界で今月末で退職します」とのこと。それが、今日。以前のアパートはコンビニまで徒歩3分とは掛からなかったから、当然そうなるよね。
ただ、歩いていける距離の部屋は最近は家賃が高くなっていて、コンビニを辞めたら借り続けられなくなる。「もう生活保護の申請をしようと思っている」とのことで、「そのほうがいいと思う。申請するなら相談に乗りますよ。申請すると役所からお子さん(二人)に『親の面倒をみられないか』という問い合わせの書類が届くから、『できません』と答えてもらわないといけないし、預金通帳の残高もほぼ使い切っておかないといけない。医療費や水道代は無償になるけど、とは言っても、生活保護を受けていても、人生何があるか分からないからヘソクリは必要。いっぺんに下ろすと役所から怪しまれるから少しずつ下ろしてタンス預金しておくといいよ」と言うと、「貯金なんてほとんど無いから大丈夫」と笑う。まあ、それはそうだと思うけど、例え1万でも2万でもヘソクリが無いと不安になるだろう。生活保護でも少しくらいの「ゆとり」は必要。
「たまにお店に話をしに行っていい?」と言う。完全にリタイアすると話し相手も無くなるもんね。今までコンビニのレジで、常連さんや初めてのお客さんに「いらっしゃいませ」「有り難うございました」と声を掛け、そして少しの笑顔が返ってくるだけでも心は満たされていたんだろう。老いには、寂しさは恐怖だと思う。
「暇な店だし、いつでもいいですよ。遠慮なく寄ってください」と言うと、安心したような笑顔が返ってきた。この街で商売させてもらっているのだから、そういう些細なことで恩返しするのも市民の務めだと思う(^^♪
賃貸仲介管理の不動産屋は、部屋を紹介して仲介料をもらうだけが仕事ではないと思う。利益にはつながらなくても、自分にできることで社会貢献しよう、という意識を我々は常に持ち合わせていたいものだ。
2026年03月31日
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